脱サラして田舎でスローライフを実現するまで

購入前から不具合が多いことは覚悟していたものの、昨年、使用3回目でキャンプ中に不具合が発生してから、ずっとやりたかったペトロマックスHK500の本格修理をすることにしました。

○症状
1.ポンピングが最後まで押し込めず、跳ね返えされるような感触で圧力が掛からない。
2.もちろん圧力計も上がらない。
3.タンク内部から上層部に圧力が伝わっていない。

○元々の装備
・ガスチャンバー、セラミックノズルは交換済





○今回やったこと
1.ポンピングをポンプアダプターに交換
2.クリーニングニードルを新品に交換

ここまでで不具合が治らず、作業を一旦中断し、車で横浜駅近辺にあるマイクスに持ちこんで店員さんに相談。

相談後、ポンプバブルの交換を勧められ、購入し早速交換。




3.ポンプバブルを新品に交換

やはり不具合が治らず、もう半ばヤケクソですべてバラしてとことん各パーツを洗浄してみることに。



4.ホームセンターコーナンの車メンテナンスコーナーでパーツクリーナーとキャブクリーナーを購入。

5.ニップル他、細かい部品をキャブクリーナー、パーツクリーナーで洗浄。




6.タンク内部の洗浄。一度タンク内のケロシンをすべて抜き、小さめのボルト、ナットを10個、再度ケロシンを100cc程度入れて5分程度フリフリ。30分くらい放置。30分後、タンク内部のボルト、ナットとケロシンを抜きタンク内部の洗浄完了。

ここまででもやはり不具合が治らず、取り扱い説明書のパーツ一覧を再チェック。

そして…、見つけた。
まだチェックしていない箇所。
ジェネーレーターバルブ！

はじめ、ジェネーレータ下部とタンクの設置面のナット部分が不良品で溶接されてしまっていると勘違いし、ハンダコテでナット部分に付着したハンダを溶かそうとするミス…。（逆に溶けなくて良かった。）



他のひとのブログで設置部分を再度チェックし、ジェネーレータ下部をタンクから取り外すことに成功。




ジェネーレータバルブを分解。




すると、バルブの先の小さな穴部分に、沈殿物のゴミが詰まっていることを発見。

7.楊枝と綿棒でゴミを除去。ジェネーレータバルブをパーツクリーナーで洗浄

再度組み立て、無事圧力計が上がるのを確認。

○スペアパーツとして持っといた方がいいもの
・マントル
・クリーニングニードル
・鉛パッキン
・ジェネーレータバルブ
・ポンプバブル
・皮パッキン

○メンテナンスに必要なもの
・長めのマイナスドライバー
・モンキーレンチ
・ミシンオイル
・パーツクリーナー
・キャブクリーナー
・洗浄用の金目の容器
・ウエス
・スス落とし用のスチールタワシ
・楊枝、綿棒

○カスタムしといた方がいいもの
・ガスチャンバー交換
・ステンレスノズル交換
・ポンプアダプター交換


○総評
・今回、分解、メンテナンスをしてみて、ペトロマックスが非常に繊細なランタンだということがわかった。そしてその構造を理解することができた。

・デザインのかっこよさで一目惚れして購入したが、メンテナンスやスペアパーツ代などを考えると、ケロシンランタンであればコールマンの方をお勧めする。（でもやっぱりペトロマックスはかっこいいんですよね笑）


○参考にしたサイト
・ペトロマックス系ランタンの症状別原因と修理方法
http://www.korobokul.net/Maintenance_Petromax.html

・kabawoのそとあそび
http://kabawo.naturum.ne.jp/e1553763.html

・キャンプだKANちゃん
http://blog.goo.ne.jp/m-syun-kano/e/228f953e6c5432f05224570fed3de111

・スター商事/スペアパーツ一覧
http://www.star-corp.co.jp/product/product_search.html?b=2